November 10, 2002

リゲティを聴きながら

6日にサントリーホールでマウリツィオ・ポリーニのコンサート。

アンサンブル・ウィーン=ベルリンによるリゲティとクルターク。
アッカルド弦楽四重奏団によるシャリーノ。
さらに、それぞれとポリーニがモーツァルトを共演するという
現代音楽とモーツァルトを組み合わせたプログラムだった。
Pollini Projectの全体も古典と現代音楽の組み合わせが
コンセプトになっているようだ。

モーツァルトはどちらも堂々たる演奏。

びっくりしたのは、アッカルドがソロで弾いた
シャリーノの「6つのカプリッチョ」からの3曲だった。

プログラムによると1718年製または1727年製の
ストラディバリウスを使っているというアッカルドが、
「かすれた倍音への強い志向」があるというシャリーノの
蚊の鳴くようなとも、お化けがでそうなともいえる
震える音の「バリバリの現代音楽」を奏でていた。
もちろん、彼に献呈された曲らしいので、
びっくりする方がおかしいのだけど・・・。
それでもクライマックスには、
これまでに聴いたこともないような音色が楽しめた。

もっと驚いたのは、隣のカップルの男性。
最初のリゲティの曲を聴きながら、
しきりにコピーの束をめくっている。
楽譜でも追っているのかと思ったら
なんと彼が「見ていた」のは、
不動産物件の図面だった!

Posted by tokuo at November 10, 2002 08:14 PM
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