June 11, 2005

そんなに怖くない?

「ひかない魚—消えてしまった「きよ田」の鮨」読了。

2000年で店を閉めてしまった伝説の店
「きよ田」のご主人本人による回顧ばなし。
一気に読んでしまった。

自分の仕事に自信を持って
仕事をやり尽くした人間の迫力を感じる。

白州次郎・正子夫妻、小林秀雄など
この店に通った有名人の話が中心だが、
その中でも辻邦生夫妻との交流に
この人の一途さを感じた。

あちこちの寿司屋で耳にする
伝説の怖そうな感じとは印象が違う。

それにしても、
「でも高いからねえ、あそこは。
年がら年中は行ってられませんよ」
(帝国ホテル 犬丸一郎の話)
って、いったいいくらなんだよ!
(ちなみにさとなお氏のサイトでは
2万5000円からとなっている)

[Books&Magazines] Posted by tokuo | TrackBack
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