新聞書評欄のインタビューで見て、
読んでみたかった
大高翔「漱石さんの俳句」を読了。
意外にのんびりとして若々しい
夏目漱石の俳句を
楽しい解説付きで楽しませてもらった。
選ばれた50句の中から
好きな句をいくつか引いてみる。
行く年や膝と膝とをつき合わせ
物草の太郎の上や揚雲雀
端然と恋をして居る雛かな
ぬいで丸めて捨て丶行くなり更衣
君が名や硯に書いては洗い消す
引窓をからりと空の明け易き
無人島の天子とならば涼しかろ
生きて仰ぐ空の高さよ赤蜻蛉
有る程の菊抛げ入れよ棺の中
[Haiku] Posted by tokuo | TrackBack