August 12, 2009

独創的な上海料理

昨晩は、
はじめての白金台「ロンフウフォン」で食事。
予約の取りにくい店として有名だ。
そして、入口が分かりにくい。
HITACHIの文字がある電気屋さんの2階だ。

元カラオケ・スナックだという店内は、
ちょとやつれたクラブの雰囲気
レトロな味わいがあるといえばある。

注文のシステムは、
黒板に書かれた皿から
特に食べたいものを指定して、
品数を決めておまかせコースにする。

ビールで口を潤して、
あとは、
スペインのヴェルデホ種の
白ワインをボトルで頼む。

1品目は、
イカの胴にもずくを詰めて
ネギのソースをかけたもの。(葱油鮲髪菜)
ネットリとしたイカと、
もずく、ネギのネバネバとが、
塩での味付けに絶妙にマッチしている。

2品目が、
瓜と百合根とホタテを炒めたもの。(炒蛋瓜百合)
ホクホクとした百合根の甘さと
ホタテのほのかな甘みとが
相乗効果を出していた。

次が、
カボチャとタケノコ(緑筍)の炒め煮。(鼓皇南瓜箏)
軟らかく甘く煮たカボチャと
やや固めに歯応えのあるタケノコとを
合わせて食べさせる不思議な一品。
でもおいしい。

そして、
冬瓜と緑豆、春雨を炒めたもの。(冬瓜双豆)
なんとなく塩味の焼きビーフンといった感じ。

白ワインのボトルが空いたので、
赤ワインのグラスを頼む。

すると、待ってました!
黒酢の酢豚(古咾肉)が運ばれてくる。
中国飯店の黒酢の酢豚 より肉が大きくて
ポークソテーの雰囲気だ。
火の通りが浅いので、
肉の味わいがより強い。
中国飯店のカリッとした食感も捨てがたいが、
こちらもまた絶品のおいしさだ。

もうひとつ、メインの
仔羊骨付き肉唐辛子炒め(宮保羊排)。
イチジクをあしらって
柔らかくまたピリッと辛く
抜群の火加減で焼いてある。
うまい!

そして、スープを頼んだら
間違って出てきたスープ麺(?)。
ほとんどの料理に
隠し味として入れてあると思われる
上湯の味わいを直接味わえた。

料理の最後は、
シェフおすすめの冷たい麺(香葱粉絲)。
細切りのネギとショウガを効かせて
夏の胃袋にピッタリな一品だった。

そして、
デザート(甜品)に、
ゴーヤのゼリー(?)。
写真より鮮やかなグリーンで、
ミントを効かせたらしい爽やかな味。

※以上、カッコ内はいただいたコース料理表の表記。
(字は間違っているかも・・・)

機会があったらぜひまた来たいと思わせる
独特の雰囲気と料理を十分に楽しめた。
それに、そんなに値段も高くない。
料理の合間にサーブされるお茶の質も
サービスの質もとても高く、
常連になったら楽しい店だと思う。

ごちそうさまでした。

[Food&Drink] Posted by tokuo | TrackBack
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