文化の日には、
ナビスコ杯決勝、早慶戦決勝を
ザッピングしながらテレビ観戦。
どちらも波乱に富んだ面白いゲームで、
目が離せなかった。
勝った方も負けた方も
記憶に残る決戦らしい戦いだった。
その後、
吉祥寺「サジロ・カフェ」で娘とランチ。
2種カレーのランチ1100円を2人で頼んだ。
マトン、チキン、ベジタブル、
日替わりのチキンと大根のカレーを堪能。
辛さはほとんどないが、
ポタージュのような優しい舌触りがとてもいい。
内装も可愛らしく、
"気持ちいい"という意味の名前通り、居心地よし。
夜はサントリーホールで、
マウリツィオ・ポリーニの
バッハ「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」を聴く。
席は2階C3列4番。
見やすく音も聴き取りやすかった。
バッハの平均律を、
遅く弾いて音を粒立たせて
チェンバロに近づこうとしたのがグールドだとすると、
ポリーニは
細かく速いパッセージを手短に弾いて
音の重なりを強烈に表現して
オルガンに近づこうとしたかのような演奏。
速いところはとてつもなく速く、
対照的に最後の余韻はたっぷりととっていた。
前半の途中で激しい嘔吐をした客がいて、
騒ぎにはならないながらも騒然としたが、
ポリーニはものともせずに弾き切った。
前半は暗譜で弾いていたが、
後半はなぜか楽譜を持って登場。
きっちり弾き切って万雷の拍手の中、
アンコールなしで終了する。
全体にとてもよかったが、
歩く姿がややヨロヨロしているせいか
少し衰えも感じられた。