November 11, 2010

ウィーンの香り

マーラー生誕150年を記念した
マーラーの9番を聴こうと思って買った
ウィーンフィルのチケットだったが、
指揮者のサロネンが
よく分からない理由でキャンセルになって、
曲目も指揮者も予定とは変わってしまった。

サントリーホールでの
ジョルジュ・プレートル指揮による
コンサートの曲目は、
珍しいシューベルト若書きの2番と
ベートーヴェンの3番「英雄」。
とにかく
オーケストラの音を楽しみたいと思った。
席は1階9列35番。
前の席に人が来なかったので
よく見えてラッキー。

初めて聴いたシューベルトの交響曲2番は、
小粒ながらもメロディーとリズムが多彩で、
しかもかなりの迫力もあって、
さすが天才の18歳は凄いものだと感心。

そして、
安定したオーケストラで聴く
ベートーヴェンはやはりいい。
プレートル指揮の英雄は、
ウィーン風というか明るくちょっとお茶目な
ベートーヴェンの一面が出ていた。
葬送行進曲も
死を悼むというより死を讃えるといった感じだった。

アンコールを含めた曲目リストは下記の通り。

   シューベルト:交響曲第2番 変ロ長調 D125
   ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 op. 55 「英雄」

   ブラームス:ハンガリー舞曲第1番 ト短調
   J.シュトラウスⅡ:トリッチ・トラッチ・ポルカ op.214

アンコールは、まるで
ニュー・イヤー・コンサートのようで、
これがまた意外によかった。

やはりいいオーケストラで聴く音楽は素晴らしい。

[Music] Posted by tokuo | TrackBack
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