August 14, 2011

明暗

「ゴダールと女たち 」(四方田犬彦・著)を読了。

「勝手にしやがれ」「気狂いピエロ」
「カルメンという女」「ゴダールのマリア」
などいくつかの映画は好きだが、
ゴダールの作品をすべて観ているわけではない
ミーハーなファンのぼくにも
面白い本だった。


しかし、
今も現役の大女優アンナ・カリーナ、
作家として確固たる地歩を築いている
アンヌ・ヴィアゼムスキー、
成功し続けるジェーン・フォンダ、
今もなお
ゴダールの同伴者として歩み続けている
アンヌ=マリ・ミエヴィルと対比して、
悲惨の極みで亡くなった
ジーン・セバーグの人生が悲しい。

ゴダールの新しい側面を教えてくれる
「女」という視点の面白さがよく生きた本だ。
一読をオススメします。

[Books&Magazines] Posted by tokuo | TrackBack
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