September 08, 2004

驚きのヒレステーキ

またまたレストランの話だが、
僕がまだ行ったことのない
京都の有名なステーキ屋「ゆたか」東京店の
元シェフ・河村さんが開いた店「かわむら」に
フードライターの森脇慶子さん
誘われて行ってみた。

お店は銀座7丁目の
ちょっと分かりにくいところにあった。
内装は最近よくある少人数レストラン風で
いやみのないモダンなインテリアだ。
昨日は席数7で満員。
鞄置きとしてひとつイスがあったから
8人は座れると思うけど、
ちょっときついかもしれない。

きれいにサシの入った
宮城牛のヒレ肉を見せてもらって
大きさを決定。

見た目が大きく、
前日が寝不足だったので、
ちょっとためらったが、
200gだと聞いてチャレンジすることにした。

これが大正解だった。

最初は、
牛刺し少しと、あわび、ほたて、
サーモンなどの刺身のプレート。
これが魚料理の店かと思うほどおいしい。

これを食べている間に
シェフは炭火で肉を焼きはじめている。

次に不思議な甘みのあるコンソメ。
いい肉をたっぷり使ったというのが
実感できる味だといえる。

次は、
ごぼう、ルッコラ、ゆりねをはじめとして
サラダとしてはやや珍しいものも
いろいろ入った野菜サラダが登場。
軽いマヨネーズ系のドレッシングで食べると
すごくうまい。
食べきれないかと思ったが、
ペロリと食べてしまった。

そして、
ついにヒレ登場。
ミディアムレアに焼いてもらったそれは、
「繊細な肉ですよ」とシェフが言うように、
しっとりとしたシルクのような舌触りが絶妙。

いわゆるステーキ屋さんの
”肉汁が溢れるような肉””血の滴る肉”というよりは、
上質のマグロに近く噛むとじんわりと旨みが広がる。
「3週間くらい寝かせてあります」とのことだから、
「さわ田」のマグロといい勝負だ。

「小さいボリュームで頼まなくてよかった!」
というのが同行者ともどもの感想だった。

デザートとしてプリンを食べて
最後にエスプレッソ。

河村さんは物腰柔らかく
包丁さばきも物静かで
きちんといろいろ説明してくれて
とても好感が持てる。
それで、
肉の話になると頑固そうな一面が見えるところが
また信用できると思う。

「来週はもう予約はいっぱいです」
というようなことを森脇さんに言っていたので、
おそらく「ゆたか」時代からの常連さんで
いつも一杯なのだろうけど、
ぜひまた行ってみたいお店だ。

※2005.02.14追記
最近、「かわむら」の検索で来る人が多い。
いくつか写真のあるページがあったので、
URLを記しておきます。
【かわむらのトリセツ】
「エキサイト社長、山村幸広のインターネットブログ」

[Food&Drink] Posted by tokuo
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