November 19, 2005

死ぬかと思った

www.さとなお.comが終電の混乱を書いているが、
それで、先日の朝のラッシュを思い出した。

珍しく妻と一緒に中央線に吉祥寺から乗る。
車両の端っこの、たいてい優先席があるあたり。
立った前は優先席ではなかった。
車内はちょっと混んでいたが、まあ普通程度。

西荻窪で目の前で座っていた人が降りて
妻がそこに座った。
ここまでは普通だった。

荻窪でひとりも降りずに乗客が乗ってきた。
かなりの人数が車両の真ん中の方に行かず
我々の方に押し寄せてくる。

阿佐ヶ谷でひとりも降りずに乗客が乗ってきた。
かなりの人数が車両の真ん中の方に行かず
我々の方に押し寄せてくる。

高円寺でひとりも降りずに乗客が乗ってきた。
かなりの人数が・・・。

狭い空間は人で埋まってすでにギュウギュウ。
妻も含めて座っている人の上には
さらに人が座って積み重なっている。

「こうなったら中野まで我慢」

中野に着いてかなりの人が降りるが
こちらの地獄の空間からはだれも降りない!
かなりの人数が我々の方に押し寄せてくる!!

ぼくは足の踏み場がなくて足が動かせず
上半身だけが奥に押しやられて
約45度斜めになって
つり革だけで必死に体を支えている。
ぼくの隣の人は隣がもう壁なので
全体の圧力にただただ耐えている。

「急ブレーキでもかかったら
ぼくの腕が折れかねない。
誰かが死ぬかもしれないなあ」
と本気で考えた。

なんとか新宿に着いて降りたが、
駅の手前で一時停止したときには
ほんとに「死ぬかと思った」。

降りるときに東京駅まで乗っていく
妻の顔を見ることもできず
声をかけるしかなかった。

[Thoughts] Posted by tokuo | TrackBack
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