今日の日本経済新聞に載った
「ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する」
の書評が面白かった。
前に書いたような
反感を感じるタイプの典型だったからだ。
東大の助教授が評者だが、
経済学者のレヴィットは評価しながらも、
共著者のダブナーを徹底的に嫌っている。
恰も奇を衒ったキワモノ本かの如き表現を
ちりばめた編集方針は感心しない。
その編集方針は、
もちろんダブナーに責任がある。
その上、
ダブナーが書いた部分についての評は
ボロクソもいいところだ。
各章の境目に挿入された
ニューヨーク・タイムズ紙の論評は、
褒め方を完全に間違えていて
誤解を招くばかりなので、
読まずに飛ばしたほうが良い。
でも、たしか、
レヴィットがこの本を出そうとした理由は、
ダブナーのこの論評を読んで
彼となら面白い本ができそうだと
思ったからだったなずなんだけど・・・。