写真家・森山大道の
「昼の学校 夜の学校」を読了。
評論家・山崎元氏のサイトで
とてもよさそうに薦めていたので、
読んでみた。
写真学校の若い学生の質問に
森山大道が答える。
彼の究極のアドバイスは
だだ一言に尽きる。
「皆さん、
ほんとうに沢山写真を撮ってください。
絶対に、沢山沢山撮ってください。
ひとまず量のない質はない、
ただもうそれだけです、
ぼくの唯一のメッセージは」
体ごと写真に浸かってしまっている
写真家の手ざわりがよく伝わってくる。
心にしみるフレーズが詰まった本だが、
ぼくの心に響いたのは、
彼が「写真を一言で言えば」とした言葉だった。
「写真は光と時間の化石である」
もっと若いときに出会っていたら、
良くも悪くも”危険”な本だったと思う。