May 02, 2008

メーデーは芸術の日?

昨日はメーデーで会社が休み。
ということで、
行ってみたかった所を
いくつかピックアップしてみた。

まず、昼飯に
久しぶりに西荻窪「はつね」へ。

平日の12時前なので、
行列は店外に2名のみ。
店に入った12時以降には
アッという間に
行列は長くなっていたようだ。

メニューから、
焼豚ワンタンメン1000円を頼む。
(→メニューは「今日のいっぴん」のサイトより)

順番が来たところで律儀に
ワンタンをくるみ、チャーシューを切り、
頑なに2杯ずつ作る店主の
仕事ぶりはいつもながら。
チャーシューの固いところには、
隠し包丁が入れてあったりして、
気配りがうれしい。

右隣の人が、
「もやし。それにチャーシュー」
と頼んでいたが、
それも食べたくなってしまった。
左の人はタンメンで、
これもおいしそうだ。

今風の味ではないが、
たまに来たくなる。

その後は上野に向かって、
立川直樹責任編集
TOKYO ART PATROL for ART MANIA

の記事で知った「バウハウス・デッサウ展」へ。
伝説の造形芸術学校、バウハウスに出会う

東京藝術大学大学美術館は
たぶん初めてだと思うが、
この展覧会の順路が、
地下2階からスタートして、3階に上り、
2階のミュージアム・ショップからが出口という
やや変則的な流れになっていた。

クレーカンディンスキーらをはじめとする
そうそうたるメンバーが
教授陣をつとめるバウハウス
生徒たちの演習の実際が展示されていて、
これが具体的でとても面白かった。

デザイン、建設など、
現在への影響がすごく大きいのが分かる。

展覧会の後は、
先日、サウンドトラック
買ったばかりの映画「アイム・ノット・ゼア」を観に、
シネカノン有楽町2丁目へ移動する。

言葉で説明するのはなかなか難しいが、
ボブ・ディランの人生をモチーフに
俳優6人を使って短編映画を作り、
それをモンタージュしたかのような映画だ。
連作短編小説といった感じかもしれない。

いちばんドキュメンタリータッチなのが、
ケイト・ブランシェットが演じる
ロックに転向した時代のエピソード。
いちばんディランと遠いのが、
リチャード・ギアがビリー・ザ・キッド風の
人物を演じるエピソードだ。

少年の時代を演じるのは黒人だし、
私生活のことを描く
ヒース・レジャーのエピソードは、
俳優の話に置き換えられている。

これらを組み合わせて
ディランとその時代を描き出す
脚本と映像のセンスが
この映画の醍醐味だろう。

あまり理屈っぽく考えずに
「この話は誰のことだろう?」
などとゴシップ的に楽しみながら、
いつの間にか魅入られてしまうのが、
この映画の楽しみ方だと思う。
ディランについての本や映画、
ドキュメンタリーなど経験すればするほど
面白さが深みを増しそうだ。

とにかく、
ケイト・ブランシェットがかっこいい。
大人になった
シャルロット・ゲンズブールもいい。
気に入りました。

[Soccer] Posted by tokuo | TrackBack
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