June 12, 2008

ほんとに久しぶりの「ル・マンジュ・トゥー」

昨晩は、
2006年3月の改装以来初めての
牛込神楽坂「ル・マンジュ・トゥー」

以前の
きさくなビストロといった感じから
かなり
大人の優雅な雰囲気の外観・内装になり、
シェフのおまかせコースのみに
なったようだ。

飲み物は、まず、
シャンパンをグラスでもらった後、
白ワインをボトルでもらい、
最後に
赤ワインをグラスでもらうことにする。

料理は、おおむね以下のようなもの。

   アボカドのシャーベットとグレープフルーツ
   フォワグラ ベルノーのソース
   トコブシと空豆
   ウサギとキノコのリゾット風
   真鯛とビゴール豚のハムのソテー
   プレス産の鳩とブーダンノワール
   デザート2種

以前は、
フレンチらしさを前面に出していたが、
やや繊細な日本的なフレンチになっていた。
とくに中間の2皿は、
トコブシと空豆をうま煮らしきにしたものと、
ウサギを使いながら
サッパリとした雑炊風にしたもので、
和食だといって出されても
分からないようなものだった。

対照的に、
ペルノーの独特な香りを生かしたフォアグラと、
血の味を生かしたメインの鳩は、
濃厚なフレンチ・テイストを出して、
印象的なコントラストを作っていた。

ぼくとしては、
かつて出されたことのある
鳩を使ったビスクなどのような
濃厚な料理を期待したいが、
通好みのマイナーな店から
だれでも分かりやすい店を目指し、
それが功を奏して、
ミシュランの二つ星を得られたのだろう。

かつての、
連れて行く人を選ぶような
頑固そうなノリを隠し味に回し、
好き嫌いがハッキリ分かれた
マダム(?)のサービスを、
サブの男性をつけることによって
やわらげている。

ちょっと”フツーの店”に
なってしまったのが残念だが、
何度か通ってみたくなる店だと言える。

[Food&Drink] Posted by tokuo | TrackBack
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