June 25, 2008

シャトー・マルゴー垂直飲み

「バー・オーディン」
店主・菊地さんが企画した
「シャトー・マルゴーの
垂直テイスティング」
に、
「生涯に一度だけは・・・」という思いで
参加してきました。

なにしろ、
42年、47年、66年、82年を
飲み比べられるというのだから
こんな機会はそうはないだろう。

しかも赤字覚悟で開催するなんて、
彼以外にこういうことをする
人もそうはないだろう。

テイスティングの順番は、
菊地さんが2時間以上考えたという。

開きの遅そうな66年を最初にして、
42年、82年と40年差で比較し、
47年にも40年差の87年を合わせるが、
熟成の度合いを考えて
87年はセカンド・ラベルの
パヴィヨン・ルージュを持ってきた。

これは結果的に大正解だったようだ。
最初の4杯はだんだん強い味わいになり、
個人的には47年の味の厚みと幅広さ、
余韻の長さが気に入った。

香りでいえば42年がいちばん。

果実味あふれる新鮮さでは
82年が印象に残る。
25年以上経っても
まだまだ若々しい。

66年は、なんというか、
今回は出会い方が
悪かったという印象。
もっと時間をかけて待っていれば
違った印象になったかもしれない。
香りも味もなかなか
本性を現さなかったという感じだ。
(パヴィヨンはといえば?
比べるのはちょっと無理がありますね)

食事も忘れてはならない。

   萬幻豚のレバーペーストとイベリコ生ハム
   佐島の蛸のコンソメと赤ワイン煮込み 
   沖縄のスイカのグラニテ
   北海道紋別郡「池田牧場」のアンガスビーフのタン・シチュー
   フロマージュ3種類
   有機栽培パイナップルのタルト

イベリコ生ハムの柔らかな味わいと、
蛸の滋味深さ、タン・シチューの絶妙のコクが
ワインをさらに引き立ててくれた。

幸せな気持ちになって帰る途中、
ワインの残り香が
鼻腔の中に響き渡っているようで、
長い時間、余韻を楽しむことができたのが、
最後の驚きだった。

[Wine] Posted by tokuo | TrackBack
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