昨晩は、仕事の宴会で
「溜池山王聘珍樓」で食事。
「聘珍灌夏宴」というコースだが、
これが、
ちょっと変わったものだった。
スモーク鴨肉とマンゴーのサラダ
辛味と酸味のフカヒレ姿煮込み
海鮮入り莧菜の上湯スープ煮
大海老の塩卵黄のピリ辛炒め
新生姜の酢漬けとパイナップル入り牛フィレ肉の炒め
焼き物入り野菜たっぷり翡翠冷麺
苦瓜のオーブン焼きプリン
素材にお金がかかっていて、
調理も手間がかかっていて、
味もおいしいのだが、
ぜんぶ味が濃い。
色もぜんぶ茶色っぽいのだ。
なかでも、フカヒレ姿煮込みは、
普通の人には辛すぎるのではないだろうか。
上湯スープ煮も、
貝や海老の干物がたっぷりと
使ってあって贅沢なのだが、
見た目は鍋を食べた翌日の
雑炊みたいなしょぼい外観だし、
広州料理にしては塩気が強すぎる。
この上湯スープ煮、
大海老のピリ辛炒め、
翡翠冷麺は味付けがほぼ同じで
かぶり気味なのも気になる。
〆のプリンも普通ではなく、
緑色をしている。
しかし、
これはこれまでに食べたことのない
大人の味の絶品だった。
一品一品は、
広州料理と思わなければ一級品の味だが、
はじめて食事をする相手と一緒に食べたら
冷や汗ものでしょうね。
万人向けの味ではないのだ。
シェフが力が入りすぎたのかも・・・。
料理の取り合わせというのは難しい。
（でも、長く記憶には残るかな？）
しかし、
ワインリストにあった
山梨産ルバイヤートの甲州種、メルロー種のワインを飲み、
お客さんに差し入れていただいた
素晴らしい味のオーパス・ワンを飲んで、
とてもいい会合になりました。
めでたしめでたし。
[Food&Drink] Posted by tokuo | TrackBack