July 20, 2009

昼下がりのオペラ

昨日の昼は、娘と2人で
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2009
「カルメン」を観劇。

佐渡裕の軽快な指揮で
かなり速いテンポで始まった
序曲の最後には
ドン・ホセの処刑シーンが
象徴的に描かれていた。

主な役が外人と日本人の
ダブルキャストになっていたが、
この日は外人組の番だった。

カルメン役のステラ・グリゴリアンは、
ちょっと太めだが、
いかにもカルメンらしい雰囲気で、
歌にも華がある。

ちょっと残念なのが、
ドン・ホセ役のルカ・ロンバルドの容姿。
ちょっと舞台映えがせず、
迫力に欠けた。
しかし、
声はツヤがあってよく通る。
ドン・ホセの、恋に溺れきれず、
常識を捨てきれないところが
強調された今回の演出には、
合っているのかもしれないと思った。

日本人では、
ミカエラ役の木下 美穂子が、
可憐な歌声で印象的だった。

特筆すべきは、演出と舞台装置
移動する壁と鏡、映像を使って
効果的な場面展開を実現していた。

洋服、インテリアなども現代的で、
恋の物語としての現代的なリアリティが
しっかりと感じられる
プロダクションになっていた。
(参考:兵庫公演の感想だが、
こちらこちらの感想が分かりやすい)

娘も初めての
オペラ観劇を堪能したようだ。
満足でした。

(追記:観劇前にランチを食べたのは、
東京文化会館内のフォレスティーユ
ワンプレートディッシュ2300円は、
赤桃の冷製スープ、カニコロッケ、
牛ロースステーキのセットで、
なかなかおいしかった。
ただおかしかったのは、
「パンにしますかライスにしますか?」ときかれて
2人ともパンにしたのだが、
ステーキの下にはご飯が敷いてあって、
ステーキ丼風になっていた。
主食がかぶって、なんだかなあという感じ。
ライスにしてたら、ちょっと残念だったかも)

[Music] Posted by tokuo | TrackBack
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