October 28, 2010

軽やかなバッハ「ロ短調ミサ」

パールマンの2日後には、
アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスの
バッハ「ロ短調ミサ」を聴いてきた。
席はサントリーホールの1階12列25番。
適度な距離もあって見やすかったが、
1階なので管楽器の音の出口が見えず、
金管楽器の音は、
ややこもりがちだったかもしれない。

意外に大編成ではなく、
軽やかでしなやかで
強靭で優しく美しいバッハだった。
室内楽的な曲の霊妙さを感じさせるパートと
朗々と歌い上げる合唱曲のカタルシスで、
交互に優しくマッサージされれたみたいで、
とても気持ちがよかった。

とくにオサナ以降のフィナーレが素晴らしく、
後味のとてもいいコンサートだった。

その後、
ヘレヴェッヘやブリュッヘンの盤を聴いてみたが、
一度ライヴで観ておくと、
音楽の身に沁み方が全く違うことに気がついた。
ライヴ体験の重要さを再認識することになった。

[Music] Posted by tokuo | TrackBack
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