すみだトリフォニーホールで、
アルゲリッチのコンサート。
音がいいホールでの
ショパンとラヴェルのピアノ協奏曲なので、
楽しみだった。
席は1階5列24番、
ピアノの真ん前で
強音のバランスがあまり良くない。
最初のショパンは、出だしは
さすがのアルゲリッチも
ちょっとぎこちない指使いだったようで、
音が重なって聞こえたが、
尻上がりに調子がよかったのか、
しだいに表情がみるみるにこやかになった。
どちらの協奏曲も、
ぼくは緩やかな第二楽章が気に入った。
弱音の粒立ちに目をみはる。
アンコールは、
さらにテンポが上がって素晴らしかった。
ラヴェル: ピアノ協奏曲ト長調から 第3楽章
ショパン: マズルカ ハ長調 op.24-2
聴衆は大喜び。
満足のいくコンサートだった。