September 05, 2011

石巻にて

仕事で石巻まで行ってきた。
震災から半年近くなり、
かなり整理が進んだ街にも
震災の爪痕はまだまだ色濃く残っていた。

何枚か写真を撮ってみたが、
現地の雰囲気はうまく撮れない。
なぜなら、
写すべき対象が”ない”ことが衝撃だから。
何もない場所が、
かつてそこにあった生活の
不在を痛感させるのです。

街の家屋は、
すべて流されてしまっているか、
1〜2階が津波にぶち抜かれている。
海からかなり遠い数キロ内陸でも
家屋の姿がまばらなのにショックを受けた。

川沿いの繁華街もほぼ全滅で、
100年以上続いたうなぎ屋さんも廃業だ。

16日にも、
大被害を受けた日本製紙石巻工場の
機械が1基稼働する予定だという。
工場の人たちは、
意外に明るく振る舞ってくれた。

早くかつてにも増して
幸せな日々がやってくることを
お祈りしたい。

[Thoughts] Posted by tokuo | TrackBack
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