February 18, 2012

1961年のボルドーワイン会

先日、20世紀の中でも
最高の当たり年だともいわれる
1961年のボルドーワインの
有名どころ5本を一気に飲める
夢のようなワイン会に参加してきた。

提供されたワインは、
カロン・セギュール、
レオヴィル・バルトン、
マルゴー、
ランシュ・バージュ、
ラトゥールの5本。

場所は、昨年12月に
バーからレストラン仕様に模様替えした
銀座「ヴァン・エ・キュイジーヌ・オーディン」
ワインに合わせた料理も
実に手間のかかったものが提供された。

コルクを抜くだけで
大変なイベントだったが、
サービスも行き届いていて
とても満足のいく会だった。
ごちそうさまでした。

以下は、
ワインと料理の感想の備忘録。
主宰者のコメントとはずいぶん違いますが・・・。

●ベルフォン キングエドワード1966
泡もしっかり、ロゼのような色。
香りもしっかりとありヒネていない。
梅酒のような第一印象。
白ワインの極み。

●カロン・セギュール1961
若い色。
ホコリのような土臭さ、
だんだんインクの香り。
最初は鉄の味を強く感じた。

●レオヴィル・バルトン1961
カロン・セギュールよりさらに若い色。
花の香りがあり華やかで強い。
酸がしっかりしていて、
口あたりもしっかりしていてうまい。

●マルゴー1961
最初にミントの香りを感じ、
華やかで甘い香り。
味の厚みが数等上。
ラトゥールよりは女性的。
 
●ランシュ・バージュ1961
香りはあんまり感じず。
酸味、苦味、漢方薬っぽさ。
もっと寝かせられる?
(寝かせた方がおいしいかも)

●ラトゥール1961
土けむり、ホコリのような香り。
味わいが濃く、
飛び抜けて味の厚みを感じる。
まさに男性的な骨格。

すべてのワインが、
見た目も若く、
古酒特有のレンガ色が見られない。

料理をしてくれたシェフは、
まだ30代のシャイな若者。

Les Petit entrées
●人参のムース コンソメのジュレ 姫鱒の卵とロシア産キャビアと共に
キャビアを除くといつもあるメニューだそうだ。
これはうまい。

●フォアグラのテリーヌ シャンピニオンと無花果のサラダ
舌触りが最高。

●天城産アンドゥイエットのパネソテー 香草バターソースを添えて
見た目の期待感よりいまいちだったか?
香草が強すぎた?

Les plats
●茨城産小鳩のロースト サルミソース
ソースが抜群。
鳩の肉はちょっと固かったかも。

●茨城産網取り鴨の炭火焼きペリグーソース アルバ産フレッシュ黒トリュフと共に
黒トリュフの醍醐味が初めて分かった。
鴨の柔らかさとソースの旨みが至極の味わい。

Les Desserets
●刻みトリュフと出来たてバニラアイスクリーム
チョコチップのようにふんだんに入ったトリュフ。
これまた天にも昇る心地のさせてくれる。

●丹波産自家製マロングラッセを使ったモンブラン
優しい味わい。

オーガニックコーヒー or オーガニックエスプレッソ
or オーガニック紅茶

[Wine] Posted by tokuo | TrackBack
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