February 19, 2012

バッハ三昧

錦糸町で
レイチェル・ポッジャー
≪トリフォニーホール・
バッハ・フェスティバル2012≫

第1日の2つのコンサートを観てきた。

15:30からのコンサートはソロ。
レイチェル・ポッジャーが弾く
バッハ無伴奏ヴァイオリン第2番の
ソナタとパルティータの間に、
アリソン・マクギリヴレイが弾く
バッハ無伴奏チェロ第1番を挟んだプログラム。

ポッジャーは、
ゆったりとしたパートは朗々と、
速いパッセージは
ロック・ギタリストのようなドライブ感で弾く。
素晴らしかった。

けっして美人というわけではないが、
背が高くてスラリとしていて
演奏する姿が美しい。
人気の秘密が分かったような気がする。

マクギリヴレイのチェロも
訥々としていながら
メロディの構えを大きく聴かせて、
なかなかよかった。

18:30からはコンチェルト。
バッハの協奏曲を
イ短調ヴァイオリン、ニ短調チェンバロ、
イ長調ヴァイオリンと演奏して、
アンコールにG線上のアリアだった。

1曲目最終楽章の
ヴァイオリン・ソロの疾走感、
3曲目のアンサンブルの軽やかさが、
特に印象に残った。

ポッジャーのセプテットは、
ひとつのパートを1人で弾く最小編成。
とにかく、
みんなでフォークダンスでも
踊るような楽しげな演奏が素晴らしい。

今日の席は1階1列32番と31番。
右に寄り過ぎとはいえ最前列だったので、
バロック室内楽の楽しさを
目と耳でフルに堪能した。

[Music] Posted by tokuo | TrackBack
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