今週は、
銀座「鮨 水谷」と六本木「奈可久」を
2日続けて食べるという経験をした。
どちらも大変おいしい寿司だが、
僕の好みはギリギリの勝負で「奈可久」か・・・。
なぜなんだろうかと考えてみた。
それはごく単純に言うと
「奈可久の方が味が濃い」ということ
なのだと思った。
いわゆる”仕事”が深い。
〆たり、煮たり、
同じ江戸前といっても
「奈可久」の方がより手を加えている。
山育ちのせいで
小さいときから新鮮な魚を
食べ慣れているわけではないので、
大学を出て仕事をするまでは、
煮たり、塩や味噌で味を付けて焼いた
魚ばかり食べてきた。
だから、その味の記憶というか、
味付けをされた魚の
慣れた味が忘れられないのだと思う。
新鮮な魚の味わいを感じとる
能力が低い可能性が高いと思う。
やっぱり、
この2店くらいの高いレベルになると
どっちがおいしいというより、
どっちが好きかしか言えない。
酒を飲む人間としては、
つまみと酒を含めると
「奈可久」の方が「水谷」より若干安いというのも
追加ポイントになっているかも・・・。
それにしても幸せな経験だった。
[Food&Drink] Posted by tokuo | TrackBack