April 18, 2006

クラシカル・セヴィアンの出来は?

日曜日は大好きなタップ・ダンサー、
セヴィアン・グローバーの
「セヴィアン・グローバー in クラシカル・セヴィアン」の昼公演で
東京国際フォーラムホールCへ。

感想としては、
「クラシックとタップの融合は曲によるが、難しい」。

クラシックの曲目は
おそらくこのページにある曲通りだったと思う。

四季(ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」作品8)(ヴィヴァルディ)
  協奏曲 第2番 ト短調 RV315「夏」第3楽章
  協奏曲 第3番 ヘ長調 RV293「秋」第1楽章
  協奏曲 第4番 へ短調 RV297「冬」第1楽章
弦楽四重奏曲「アメリカ」第4楽章(ドヴォルザーク)
ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調(J.S.バッハ)
バディネリ管弦楽組曲 第2番 ロ短調(J.S.バッハ)
ルーマニア民族舞曲(バルトーク)
弦楽四重奏曲 第8番 ハ短調(ショスタコーヴィチ)第2楽章、第3楽章
弦楽八重奏曲 変ホ長調(メンデルスゾーン)

そして最後に
スーザの「Stars and Stripes Forever(星条旗よ永遠なれ)」を
ベース・ドラム・ピアノをいれてジャズで演奏。

流麗なクラシック曲の前では、
タップが雑音になってしまうし、
セヴィアンの超絶技巧タップのリズムを楽しむには
メロディアスなクラシックの調べは邪魔になってしまう。

ショスタコーヴィチのような
リズムがテーマの曲ではノレるが、
その他はあまり成功したとは言えないと思う。
同行した妻と友人も同意見だった。
やはり、
ドラムスが入るような曲ならいいけど、
弦だけではタップが生きない。

それでも、
最後のジャズは延々と30分以上演り、
これは盛り上がった。
「全部ジャズで演ってくれたらよかったのに」
というのが、本音のところ。
タップ自体は相変わらずの凄い出来だっただけに、
演出が惜しまれるところだった。
(一度はやってみたかった気持ちは分かるけど・・・)

次回は、
「セヴィアン・グローバー in ジャジー・セヴィアン」
を期待したい。

[Music] Posted by tokuo | TrackBack
Comments
Post a comment









Remember personal info?