May 01, 2007

驚きの映像

「レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ」
シェフ・成澤由浩さんが
230名着席の チャリーティガラディナー
料理と演出を担当すると言っていた
展覧会「Ashes and Snow」
お台場ノマディック美術館に観に行ってきた。

展示は、
和紙にプリントした大きな写真の展示と、
3つの映像作品で構成されている。

写真を観ると、
どうやって撮ったのか
不思議な気がするものが多い。
合成なのかなと思った写真も、
映像の中で実際に撮ったものであることが
明らかになる。

逆に言うと、
映像を観てしまうと、
写真は単なる映像経験の
再確認になってしまうキライがある。

いちばん大きな画面で
映写していた映像作品は、
60分の長編だ。
豹(?)や象と一緒に撮った場面や、
象や鯨と一緒に泳ぐ場面は
本当に驚きの連続。

象が泳いでいる下で
踊るように潜水する男。
鯨と戯れるように泳ぐ男。

ただし、
渡辺謙が演っているという
ナレーションの内容はやや観念的で
あまり感心しなかった。
それと、
女性の踊り手も
あまりにも登場シーンが多くて
やや鬱陶しい。

いちばん感心したのは、
オランウータンと女性が
絡んだ短編。
オランウータンが女性の手を引っ張って
船の上を移動するシーンは
詩的で物悲しく美しかった。

6月24日までというから、
152台の鋼鉄製の貨物コンテナを
使って作られた美術館の建物だけでも
見に行ってはいかが?

[Art] Posted by tokuo | TrackBack
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