昨晩は、
久しぶりに六本木「奈可久」へ。
１年ぶりくらいになるだろうか。
「酒とは縁を切りました」
という店主の鈴木さんが、
丁寧に握るお寿司は、
いつもながらのおいしさだった。
おまかせで頼んだ中で、
印象に残ったのは、
トリ貝をはじめとする貝類。
全体に柔らかめで甘めな
この店の江戸前寿司の流れを
キリリと締めてくれた気がする。
それと１カンを半分に切って、
塩とツメとで食べた穴子。
炙らずに冷たいままで
食べるスタイルだが、
煮込まれた旨みが長く舌に残る。
他にも、
おぼろを挟んだエビ、
肉厚でとてつもなくおいしい
干瓢を使った干瓢巻き。
店内も、
ネットの書き込みでよく見る
喫煙客もホステス同伴客もなく、
じっくりお寿司を楽しむ客ばかりだった。
満足でした。
すっかりいい気分になって、
「もう一杯」とバーに飲みに行ったら、
会社の先輩が一人で飲んでいた。
しばらく静かに飲んでいたが、
その後、有名な先生方は来るわ、
会社の上司が来るわで、
いつのまにか満員に。
楽しく飲んで、
気がついたら３時過ぎ。
８時過ぎからだから
７時間も飲んでいたことになる！
あわててタクシーで帰った。
しかし、
まだ続きがあった。
家のカギを持って出るのを
忘れていた！
マンションの入り口から
家に電話しても妻も娘も
ぐっすり寝ていて出ない。
２０回ほど電話しているうちに
マンションの住人が帰宅してきて、
オートロックの中に入れた。
しかし、
家のドアのカギがかかっている！
寒いので、
マンションの入り口まで戻って
また電話していると、
今度はよく知っている
マンションの住人が帰宅。
すごく心配してくれる。
（が、どうしょうもない）
４時に帰ってくる人間が
こんなにいるマンションって
いいのか悪いのか・・・。
マンションの１階が
もともとは酒屋さんだったせいで
飲んべえが多いのかもしれない。
結局、
３０回電話しても出ないので、
玄関でピンポーン。
３回ほどで家の中に入れました。
布団に入ったのは、４時半。
６時半に「奈可久」に行ってから、
１０時間が経っていた。
疲れた・・・。