29日は、
妻とサントリーホールで
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団を観た。
プログラムは、オール・リヒャルト・シュトラウス。
生で聴くのは初めての曲ばかりだ。
「ドン・ファン」
「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
「英雄の生涯」
交響詩ばかりということで、
オーケストラの生の音を楽しむには最適だ。
座席は、
真ん中やや右の4列目(1階4列26番)。
ステージに近すぎて管楽器は見えないが、
指揮者とコンサートマスターは、
楽譜をめくる音も、
息を吸い込む音も聴こえる。
定評通り、ドレスデンの弦は
音色もフレージングも圧倒的にそろっていて、
絨毯のような重厚な厚みと
波打つようなダイナミズムを
表現しきっていた。
曲目の中では、
英雄の生涯がダイナミックで楽しめた。
妻も、
何回か眠りに引き込まれたようだが、
全体的には楽しんだようだった。
この世界最古のオーケストラのアンコール曲、
ウェーバーの歌劇「オベロン」序曲を聴きながら、
「ぜひもう一度聴かなければ!」
との思いがつのってきた。