今週のサッカーマガジンに
鹿島、川崎フロンターレで活躍した
アウグストのインタビューが載っている。
この内容が素晴らしかった。
(藤原 清美「お久しぶり! 元Jリーガー」)
03年に勝ち点1差で昇格を逃し、
翌04年に昇格を果たし、
05年に家族の事情からブラジルに帰国。
その最後の試合のことを語っている。
みんなで泣いて、みんなで抱き合って、心からの愛情を感じた。
一番つらいときだったのと同時に、一番幸せな瞬間だった。
そのとき、サポーターが叫んでいたんだ。
「ワスレナイ! ワスレナイ!」
それが心に刻まれている。日本語でも一番美しい言葉だと思う。
「ワスレナイ」。
サポーターが叫び、ぼくも叫んだ。
FC東京のリーグ優勝がかなり難しくなり、
天皇杯で敗れてしまった今、
このよきライバル・チームのファンに
せめて一度は歓喜の瞬間を
味わってもらいたいと言ったら、
傲慢だろうか。