昨晩は誘っていただいて、
西麻布「霞町 すゑとみ」で
スッポンづくしのコースを堪能。
前のお客さんが長引いていて、
分かりにくい「すゑとみ」入り口にある
看板の隣の店「葡呑」（ぶのん）で少し待つ。
少したって呼ばれて、
看板右側のエレベーターで3階へ。
かつて「分とく山」があった場所だという。
コース内容は、
こちらとほぼ同じ内容だ。
ふぐ白子の茶碗蒸し
八寸仕立ての前菜盛り合わせ
(からすみ餅、ナマコ・このわた親子和え、
あん肝、エビイモ、ムカゴ、銀杏)
内臓の煮物（心臓、小腸、肝臓、卵など）
焼きスッポン（もも、クビ、肩などたくさんの部位！）
エンペラ唐揚げ
鍋
雑炊
ル レクチエ（デザート）
突き出しの茶碗蒸しの上等な白子に
スッポンの濃厚なダシがからんで、
最初から至福の瞬間が訪れる。
八寸を味わった後は、一気に
スッポンだらけの世界に突入する。
やや甘辛に濃く煮た内臓は、
歯応えと濃厚な味わいが楽しめる。
その後は、
醤油、酒をスッポンのスープで割ったタレで
付け焼きにした焼きスッポンが続々登場する。
うなぎの蒲焼きとタレ焼きの焼き鳥を
足して２で割ったような歯応えと香りがするが、
店主・末富さんの説明を聞きながら各部位を食べていると、
ジビエを食べているような感覚に襲われる。
口の中が、
濃厚な味わいと芳醇な脂の旨みで
いっぱいになったところで、
エンペラ唐揚げが出て、
いいアクセントになっていた。
最上級の豚肉のような
クセのない脂身がすばらしい。
あとは、
鍋、雑炊と一気に食べてしまう。
鍋一杯の雑炊も、
最初に見たときは食べきれないと思ったが、
結局完食してしまった。
〆のデザートも
ネットリとした食感ながら
とても品のいい味わいの洋梨で、
とても印象的だった。
これだけお腹いっぱいになって、
しかも栄養タップリとなれば、
毎年１回は食べたくなる気持ちが
よく分かるというものだ。
焼きスッポンは初めてだったが、
感動のおいしさだった。
ごちそうさまでした。
[Food&Drink] Posted by tokuo | TrackBack