February 07, 2010

伝説のラーメン店閉店

おそらく
実家のどこかにあるとは思うが、
25年前に読んだ
「近くへ行きたい。秘境としての近所--
舞台は"江ぐち"というラーメン屋。 」

の舞台となった三鷹「江ぐち」が、
1月31日に閉店した。

現在は、
「小説 中華そば「江ぐち」」
として発売されているが、
ニュースになるとはなかなかの知名度だ。

著者の久住氏も行ってきたようだが、
最終日はなんと4時間待ちだったようだ。

かつての店は知らず、
新しくなってからも1回しか行っていないが、
家の近くに、
飲みながらラーメンが食べられる店があると
うれしいものだというのはよく分かる。

ちなみに、
ぼくの”記憶に残るラーメン店”は、
武蔵境駅北口前に出ていた軽トラの屋台。
(名前は分からない。これかも?)
人の良さそうなおじいさんがやっていた。

もう30年ほど前になるが、
屋台の屋根を支える柱には蛇口がついていて、
そこから飲み水が出てくる。
木でできた引き出しタンスには、
チャーシュー、なると、ネギ、海苔などが
きれいに整列されて入っている。
よくできたクルマ屋台だった。

そして、おじさんは
キッチリといつもの不変の手順で、
オーソドックスな東京ラーメンを
作って食べさせてくれた。
長ネギに縦に切れ目を入れて
ラーメンどんぶりの中めがけて
包丁でそぎ落としてい入れるのが特徴だ。

これも印象的だが、
この店の売りは、生ニンニクを
クラッシャーでつぶして入れてくれること。
はじめての経験だったので、
衝撃的だった。

夜飲んで帰った後に、
いけないと思いつつ食べる
ラーメンの魔力に負けて、
臭い息をさせて家に帰り着いたものだった。
なつかしいなあ。

[Food&Drink] Posted by tokuo | TrackBack
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