December 01, 2010

ゲルギエフのマーラー9番

サントリーホールで
ゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団で
マーラーの9番を聴いてきた。
遅れ気味だったので走って駆け込む。

2階12列C34番という一番奥の席のせいか、
金管楽器の音が突出して
弦とのバランスが良くないように感じたが、
素晴らしい演奏だった。

前半は、
散発的なマーラーのメロディを
まとめる力が弱かったように感じた。
しかし、後半になっての、
弦・管楽器による強奏の第三楽章、
アダージョの第四楽章ではそれも気にならない。

フィナーレは、超スローの上に、
超弱音で緊張を保ちながらふっと休止したりして、
引っ張りに引っ張る。
しまいには、時間が止まったかのようなラスト。

ライブでなくては聴けない快演(怪演?)だった。
帰り道で多の客が、
「CDで聴いたら寝ちゃうよ」と言っていたが同感。

やっぱり、
ウィーン・フィルハーモニーでも聴いてみたかったなあ。

[Music] Posted by tokuo | TrackBack
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