March 11, 2012

1周年

黙祷。

昨年3月11日の”長い夜”を思い出す。
あの夜、餃子を食べた店も今はもうない。
12~13日の土日はまだのどかだった。

当時の
「倒れた人の分まで走れ!」という
気持ちを忘れないでいたい。

そして、
ふたつほど備忘として引用しておく。

   東北地方太平洋沖地震発生時の
   全テレビ局同時マルチ映像。
   「全部のチャンネル同時に流してるのYouTube でみて、
   やっぱり災害時に生き残るにはNHK だと思った。
   震度も震源もなしでずっと津波警報流してた。」
   (@Mihoko_Nojiri)


   「ミズクダサーイ。ミズナイデスカアー」。
   われにかえった友人が闇を漕いでいって
   手探りで、わずかばかりの水をわたそうとすると、
   たちまち十数本もの手が闇のなかからのびてきて
   無言で水をうばいあった。
   ・・・
   大使らは床にひざまずき、
   老人や子どもたちを、
   これまでに避難所にきただれよりも
   さしく抱擁(ハグ)し頬に接吻した。
   友人は画像に見入り、手ばなしで嗚咽した。
   ・・・
   わたしの育った海辺の街は、
   ごっそり抉られて消えていた。
   昔はあんなに広かった砂浜が
   猫の額ほどに小さくなっている。
   →「影の行列と目に刺さる星々」辺見庸

[Thoughts] Posted by tokuo | TrackBack
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