ウラディーミル・フェドセーエフ指揮
チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラの
オール・チャイコフスキー・プログラムを聴いてきた。
ぼくの席は1階1列16番。
コンサートマスターのすぐ前。
客の入りはやっと半分くらいか?
とくに1階前方左右は
最初からチケットを売らなかったのか、
10列ほど客がいない。
ラフマニノフのピアノ協奏曲のある
明日に人が流れたのかな?
最初の曲目、
歌劇「エフゲニー・オネーギン」より
3つの交響的断章は、
楽しく美しい演奏。
最初の音から魅き込まれた。
そして、
「弦楽のためのセレナード」。
素敵にロマンチックだった。
後半は、交響曲第6番「悲愴」。
前半は集中を少し欠いた気がしたが、
第3楽章の盛り上がり、
最終楽章の荘厳さは素晴らしかった。
アンコールは次の2曲。
チャイコフスキー:眠りの森の美女~パノラマ
チャイコフスキー:白鳥の湖~スペインの踊り
オーケストラは、
森林を思わせる深い弦の響きと
祝祭的でロマンチックな演奏が
とてもいい。
なかでも、
アンコールも含めた
小品の良さが際立っていた。
少ないながらも、ロシア音楽、
フェドセーエフを好きな人が揃ったらしい
客席からは万雷の拍手。
それに値する演奏だったと思う。
明日のメインはリムスキー=コルサコフの
交響組曲「シェヘラザード」、
明後日はショスタコーヴィチの
交響曲第10番と公演は続くので、
このロマンチックで小気味いいオーケストラを
もっと多くの人に聴いてもらいたい。