February 27, 2013

20世紀を代表する画家は?

先日、
「その人生が
20世紀とほぼ重なるベーコンは、
ピカソと並んで、
20世紀を代表する画家と評されており」
というフランシス・ベーコン展の惹句を読んで、
「ベーコンの評価はともかく、
ピカソと並ぶのは違うのでは?」
と思わす叫びそうになった。

「じゃ、”ピカソと並んで、
20世紀を代表する画家”は誰なのか」
と言われても難しいけど・・・。

個人的には・・・マルセル・デュシャンかな。
しかし、
デュシャンは”画家”とは言いにくいか・・・。

シュルレアリズムの影響は広範囲だから、
サルバドール・ダリかな?
でも、スペイン人ばっかりなのもねえ。
(ダリはカタルーニャ人ですかね?)
もしくはジョルジョ・デ・キリコか。

ネットで検索したら、5人選ぶとしたら、
「ピカソ、ダリ、ポロック、ウォーホール、
(ミロかモンドリアン)」
という人がいますね。

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February 25, 2013

胎教音楽?

先日、
ミュージックマガジンで
サックス・プレイヤー坂田明さんの
インタビューを読んでいたら、
現在ドラマーになっている、
息子さんについてのコメントが面白かった。

「やつの胎教音楽は森山威男だからね。
山下洋輔トリオのライヴではいつも
身重の女房が一番前で聴いていたんだから。
流産するからやめろって言ってたんだけどね」

この母にして父あり、息子あり。


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February 17, 2013

3・11が生んだ作家の代表的一人

   妻といふこの世の菩薩花を待つ(石巻 石の森市朗)

今日の黒田杏子選の俳句だが、
この作者・石の森市朗さんに対する
選者の賞賛が尋常じゃない。

   ”この作者の作品はぐんぐんと厚みと幅を増し、
   俳句という世界最短の詩型が
   人間のこころとたましいの器であることを
   証明するものとなっている。
   3・11が生んだ作家の代表的一人ではないか。”

ちゃんと読んだ覚えがないが、
こちらによると
先々週の俳壇にも採られていたようだ。

   三月や命根こそぎ攫われて(石巻 石の森市朗)

この同じエントリーに採られている
桃心地さんにはいつも感心していたが、
見逃していたのかな?

   ゆきゆきゆき不明者覆ふゆきゆきゆき(大船渡 桃心地)


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February 16, 2013

現代のヘンゼルとグレーテル

パティ・スミス著「ジャスト・キッズ 」読了。

   世間という黒い森に足を踏み入れてしまった
   ヘンゼルとグレーテルのような私たち。
   森の中は、夢にも見たことのなかった
   誘惑と魔女と悪魔だらけだったけれど、
   想像もしていなかった輝きに満ち溢れてもいた。
   (441p)

パティ・スミスロバート・メイプルソープ
二人のおとぎ話のような成功譚と、
映画のような離別の悲劇。
ロバートがパティに語ってほしいと願った
「僕たちの物語」は、純粋な愛と
相互理解の美しい絆の軌跡だった。

   「パティ。僕らみたいに世界を見る奴なんて、
   誰もいないんだよ」と、ロバートは繰り返し言った。
   まるで魔法のような時間。
   こんなセリフを彼が言うときは、
   世界に私たち二人だけが存在しているように思えた。
   (157p)

パティがロバートと過ごした最後のシーンは、
メイプルソープの評伝にも出てきたけど、
悲しくも美しくて泣けます。
二人の作品を愛する人は必読ですね。

しかし、
見るからにヘロインを
やってそうなタイプに見えるパティが、
尖端恐怖症で注射器を
見るのもイヤだとは知らなかった。
それを知った周りの人たちが
驚くのが面白い。

・・・つづきを読む

February 01, 2013

アメリカのパワー

”アメリカのパワーは
相手に何かを押し付けようとする場合よりも、
むしろその相手と協力した時に
大きく発揮されることを忘れてはならない。”
"sometimes America's power is
greater when we act with others
rather than merely over others."

さすがはジョセフ・ナイ。鋭い洞察ですね。
ナイの「中国封じ込めはやめておけ」論 : 地政学を英国で学んだ


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